熊本大学 大学院保健学教育部・医学部保健学科
健康科学講座(公衆衛生看護学研究室)

地域貢献

くまもとの健康と地域づくりを考える会 研修会を開催しました。

看護職が相互につながり合い保健活動の一助を見出すことを目的に、初開催となった今年度は県内外の行政保健師や教育関係者等33名が参加しました。新任保健師に必要なコミュニケーションスキルをテーマに、大分県立看護科学大学の木嶋彩乃先生、コロナ禍で新人研修が中止された中で新任保健師としてスタートした卒業生からの講演の後、当講座の助教も加わり、討論が行われました。参加者からは新人・先輩双方からの意見が出され、新人と先輩が双方向に能動的に働きかける重要性が導かれました。今後も本学保健師課程の同窓生をはじめ保健師・看護師・助産師の方々の意見に耳を傾けながら共に学ぶ機会を設け、地域保健活動の発展に尽力してまいります。

くまもとの健康と地域づくりを考える会 研修会 くまもとの健康と地域づくりを考える会 研修会

熊本市「仮設住宅等退去者生活・健康調査」の結果を報告書を作成いたしました。

熊本市では、仮設住宅退去者の生活状況と健康状態を把握し、個々の状況に応じて、必要な支援につなぐことを目的に、「仮設住宅等退去者生活・健康調査」が実施されました。当研究室では、アンケート調査の結果を分析し、下記の報告書をまとめました。
https://www.city.kumamoto.jp/hpKiji/pub/detail.aspx?c_id=5&id=34781&class_set_id=2&class_id=246

2019年度オープンキャンパス ※2020年度のオープンキャンパスはWeb開催となりました。

2019年8月9日(金) 熊本大学医学部保健学科のオープンキャンパスが行われました。保健師課程履修生(3年生)が、来訪された高校生や保護者を対象に健康教育を実施し、日頃の勉強の成果を発揮しました。

熊本大学医学部保健学科のオープンキャンパス 熊本大学医学部保健学科のオープンキャンパス

トリプルP

「子育てのストレス」は誰でも感じるもの―保護者の皆さんの心のケアをしていきたい

トリプルP

前向き子育てセミナーのファシリテーターとして、地域看護の現場で子育ての不安を抱える多くの母親と出会い、「子育てを学ぶ」機会の大切さを感じてきました。

子育て中の保護者は「しんどい」「つらい」と言いにくいケースが多いと感じています。「こんな弱音を吐いていいのか」「自分が至らないからではないか」とひとり悩んでいる方も多いと思います。 出産前に子育てについて学ぶ機会に恵まれないため、多くの人は、子育てに自信が持てないまま子どもを育てることになります。子育てをしてはじめて「結果を出せない焦燥感」にかられる人も多いと思います。子育てにストレスがあるのは当たり前なのです。心のケアをして、そのストレスを軽減することで予防の一策になるし、虐待予備軍の解消にもなるでしょう。
仕事と子育てを両立する保護者には、子どもと関わる時間が短いことに葛藤する人が多いと思います。「関わりは短時間でいい、子どもの目を見て、いい関わりの時間をつくろう」という前向き子育て トリプルPのヒントには救われる人も多いでしょう。

ワーク・ライフ・バランスという言葉がありますが、ライフがよくなればワークがよくなります。前向き子育てのヒントを学んで、親が生活を振り返り自分自身を調整するようになると、子どもも穏やかになります。家が安定するとストレスも減り、仕事も安定します。まだまだ子育てしながら働くことを後ろめたいと感じる人もいます。前向き子育てを一緒に学ぶことで子育てを楽しいと思えるように伝えていきたいし、子育てを職場全体、社会全体で応援できる環境を作っていきたいと考えています。

講師実績

  • 前向き子育てセミナー 講師 (神奈川県県民局次世代育成部次世代育成課)
  • 前向き子育て講座 講師 (横浜市立大学COC事業 UDCN並木ラボ)
  • くまもと県民カレッジ 「キャンパスパレア」講師
  • 第14回「くまもと教育の日」阿蘇フォーラム 特別支援教育 講師
  • 熊本県市町村保健師協議会 研修会 講師
  • 児童養護施設 職員研修 講師
  • 発達障がい者・家族の会(熊本)『プリズム』 交流会 講師
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